バカラのグラスの偽物の見分け方は?目利きが教える本物のバカラの特徴とは。

お手元にあるバカラのグラス、かなりお手頃だったけど、本物かな?と思うこと、ありますよね。またこれからオークションやインターネット通販でバカラのグラスを買おうと思っている時に、偽物を買ってしまわないか心配です。

そういう時に必要なのが「目利き」の力になります。
バカラのグラスの目利きが教える偽物の特徴や本物の特徴を知識として、最低限の目利き力を持った上で、お買い物を楽しみましょう。

いきなり一流の目利き力を手に入れるのは難しいですが、基本的な特徴を理解しておけば、今後「明らかな偽物」をつかまないことができるのではないでしょうか。

是非参考にしていただき、今後楽しくバカラのグラスのお買い物をしていただけると嬉しく思います。

バカラのグラスの偽物は「明らかな偽物」が多いという事実とその簡単な理由

バカラのグラスの偽物は存在するのでしょうか。答えは残念ながらYES、存在します。

バカラのグラスの偽物とは、どういうものでしょうか。
ちょっと想像できないかもしれませんね。

ではまず始めに自分が偽物を作るとして、考えてみましょう。どうでしょうか、簡単にバカラのグラスの偽物が作れそうですか?

簡単に作れる!という方はまずいないだろうと思いますが、それがバカラのグラスの偽物を考えるうえで実はかなり重要です。
バカラのグラスの偽物を自分で作ろうと思うと、まずクリスタルを自分で作らないといけませんし、そのあとの加工も自分で考えてやらないといけません。
バカラのグラスともなると、たった一客のグラスを作るのに、30人の人が工程に関わっているというくらい、高度の技術を要するのがクリスタルの製造です。

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クリスタル製造の工程写真

クリスタルグラスの製造は非常に難しいですし、もし仮に製造できて、バカラのグラスに近いものが作れた!!としたら、編集部なら自分のブランドを立ち上げます。

たまに中国製の偽物グラスがどうこう、という情報がありますが、「そんなもの一瞬でわかる」と断言します。
バカラグラスの偽物は作るのが難しく、一部言われている中国製の偽物は安いガラスで作成しているのですぐに分かる「明らかな偽物」であるということが言えます。

見分けにくいのは、他の有名ブランドのグラスを知ってか知らずか、「バカラ」と称して販売している場合です。
有名ブランドのグラスなのでちゃんとしたグラスなのですが、「バカラ」でないというのは本物ではありませんから、見分けたいですよね。
それも、バカラに関する正しい知識があればある程度見分けができるようになります。

「目利きが教えるバカラの特徴」を学んで、お手元のグラスやこれから出会うグラスの簡単な目利きができるようになっていただければ嬉しく思います。

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「このバカラのグラス偽物?」と思いやすいのはこんな時

買ったグラスが激安だった

正規のバカラのお店でバカラのグラスを購入するとやはりお値段もかなり高くなってしまいます。そこでオークションやネット通販を利用して購入したけど、本物なのか心配になるというのはよくあることです。

バカラのグラスは中古品でオークションでも一番安いグラスで3,000円(正規店では最安値が税込5,400円:2018年時点)程度はすると考えたほうが良いでしょう。小傷のある中古品でも数百円や千円台などでバカラのグラスのダメージ(欠けやヒビなど)がないものが買えるということは、編集部の調査でもほぼ皆無です。

逆に言うとバカラでも意外とお手頃な値段からグラスがあることがわかります。値段が多少安かったからと言って、すぐに偽物だと判断してしまうのは早計ですね。

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バカラの刻印が変、刻印がない

刻印がないオールドバカラのグラスの底部

バカラの刻印がお店で売っているものと違って滲んでいる場合や、薄くなって消えかかっている場合は特に問題はありません。ただ刻印がおなじみの丸いバカラの刻印ではない場合などは、偽物である可能性もあります。
バカラの刻印のリストが後ほど出てまいりますので、そちらを参考にすればよいでしょう。

バカラの刻印がそもそもない場合でも、刻印がなければ100%偽物というわけではありません。
1936年以前のバカラには刻印がなく、知識がないとバカラであるかどうかの判定は難しい分野ですが、刻印のない本物もあることを頭に入れておきましょう。

こちらも後ほど、刻印の説明を詳しく行いますのでこのまま読み進めていただけると幸いです。

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サイズが微妙にバラバラ、厚みもバラバラ

サイズや厚みがバラバラであってもそれは偽物である理由には全くなりません。逆に詳しく見ても全くばらつきがなければそちらのほうが偽物の可能性が高いです。

本物のバカラのグラスは、ほぼすべて手作りです。いかにバカラの一流の職人が優秀とはいえ、機械で作るのとは違ってバカラのグラスには個体差が出ます。
逆にそれの個体差がバカラの手作り(ハンドメイド)の良さ、温かみというものです。

本物のバカラグラスは多少の高さのばらつき、容量のばらつき、クリスタルの厚みのばらつき、文様の多少の違いも見られます。
時代が古いグラスであればあるほど、その傾向は顕著で、ヴィンテージやアンティークのお品は、よりばらつきが大きいです。

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バカラのグラスに気泡やゴミ、傷が入っている

バカラのグラスに気泡がある、ゴミが入っている、底部に傷がついている、ということがありますが、これも全く偽物である理由にはなりません。

バカラのグラスは先ほども申し上げたように手作りですから、工程上、灰などがクリスタルに混入したりする場合があります。特に古いものには多いです。
気泡に関しても製造上のものですから、本物のバカラのグラスにも気泡が入っているものはたくさんあります。

またクリスタルが多少よれたりすることもありますし、現在のグラスにはないですが、古いバカラのグラスには底部にひっかき傷のようなものがあったりします。これは製造時に器具からガラスを切り離す際にできた跡だったりします。他にも製造上の様々な理由で傷のように見える場合もあります。

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本物のバカラグラスの特徴。偽物かも。と思ったときに見るべきポイント5つ

以下5点に注意してみてみましょう

  • バカラの刻印についての知識
  • バカラのクリスタルの色は限りなく透明に近い
  • グラスを指で弾くなどをして音、硬度を確認する
  • バカラのグラスの重さを確認
  • バカラのグラスのシリーズ名(モデル名)を調べてみる

残念ながら、インターネットオークションやフリーマーケット(蚤の市)などには今でもバカラのグラスではないものをバカラといって売っている場合があります。特にインターネットでは手に取ってみることができないので、注意が必要ですね。写真で判断できる場合も多いですので、バカラのグラスの特徴を1つずつ頭に入れていきましょう。

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バカラの刻印についての知識

バカラ社は1936年以降、すべてのグラスにバカラのおなじみの丸い刻印を付けています。ですのでまず一番簡単なのは刻印をきちんと見ることです。ただしこの刻印も時代によって変わっていますので、消えかかっていたら偽物とか、にじんでぼやけていたら偽物ということはありません。最近のものはBaccaratの文字が入っていたりします。

以下に刻印の例と年代を示しておきます。ここに示しているのは代表的な刻印で、バカラ社は少し変わった刻印や、他企業とのコラボレーションの刻印などもありますので、「ここに載っていない刻印=偽物」ではありませんのでご注意ください。

1936年から1969年のバカラの刻印

1936年から1969年に使用されていたバカラの刻印、アシッドエッチングによる刻印。この時代にはいくつかの種類の刻印が存在します。

1936年から1969年のバカラの刻印

例えばこちらの刻印は「BACCARAT」の文字間隔が上の刻印とは違い狭いです。また中央のボトルの形が少し違うのがわかるでしょうか。

1970年から1989年のバカラの刻印

1970年から1989年のバカラの刻印。サンドブラストによる刻印でしょう。刻印の周りの円がところどころ切れていますし、全体としてくっきりとした印象です。

1990年からのバカラの刻印

1990年からは、刻印に加えて、レーザーによる「Baccarat」のサインが入ります。

1936年以前のバカラのグラスはブランドのシールが貼られていましたが、シールが残っているものはほとんどありません。編集部では刻印のない1936年以前のグラスをオールドバカラと呼んでいますが、こちらを見分ける際には刻印以外の要素で見分けないといけません。難しく感じるかもしれませんが、刻印のないものは特に本物に多く触れて経験を積むことが必要な部分でしょう。
ただオールドバカラは良いグラスがとても多いので、根強いファンが多くおられます。理由は現在よりも技術者の数も多く技術力も高かったこと。貧富の差が激しかったので、人が長い時間(人件費)をかけて1つのグラスを作れたことがあります。興味があればぜひチャレンジしてみましょう。

オールドバカラのブランドシール

こちらは希少な当時のブランドシールです。これがついているものは今やかなり珍しいです。

以下の記事では、さらに刻印について詳しく説明をしております。刻印だけでなく、バカラのレリーフや、グラスに直接ついている赤いシール、バカラの刻印ではないバカラのような偽物の刻印までご紹介しておりますので、刻印についてもっと詳しく知りたい方は以下をご参照ください。

バカラの刻印の種類を解説付きでご紹介。年代判定や偽物発見にも。
バカラの刻印はおなじみの丸い刻印が有名です。 このバカラの丸い刻印ひとつをとってみても、年代等によって実は何種類も存在します。 お手元のバカラのグラスの刻印がおかしい? バカラだと思っていた...

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バカラのクリスタルの色は限りなく透明に近い

バカラのクリスタルグラスはフルレッドクリスタルでできています。鉛が30%以上含まれており、それによりクリスタルの透明度をぐんと上げられています。フルレッドのレッドは「赤い(red)」という意味ではなく、「Lead」で「鉛」という意味です。つまりフルに鉛を含ませたクリスタルという意味で「フルレッドクリスタル」です。

透明度を確認するには本物のバカラのワイングラスなど(脚付のグラスがよい)をまず見ます。明るい場所で、目の高さより高く持ち上げて、グラスを真下から見て、脚の部分の透明度を確認してください。その透明度と疑わしいグラスの透明度を比較してください。黄色がかっていたり、白っぽいく濁っていたりするものは偽物である可能性が高く、中国製の偽物などはこの方法ですぐにわかる場合がほとんどです。

注意点は気泡や、製造時の底部の傷などは全く問題ないことです。透明度を確認してください。

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グラスを指で弾くなどをして音、硬度を確認する

バカラのグラスはフルレッドクリスタルでできています。その特徴の一つとして、指でグラスをはじくなどした場合、キーンと音がなりますが、その音が長く続くということが挙げられます。グラスによっては弾いてグラスに耳を近づけていると10秒以上残響音が続くものもあります。グラスの形状にもよりますが、音が長く響くことがフルレッドクリスタルの特徴です。

ただグラスの形状によってはあまり響かないものもあるので、10秒響かなかったら偽物、とするのは早計です。小さなグラスやクリスタルの厚さによってはあまり響かないものもありますし、デキャンタなどは全く響きません。

弾いた時の感触もバカラのクリスタルは独特のものがあります。バカラのフルレッドクリスタルの硬度は非常に高く、他のグラスと指先でたたいた時の感触がずいぶん違います。これは少し難易度が高いかもしれませんが、数をこなすとわかるようになります。

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バカラのグラスの重さを確認

バカラのグラスはズッシリ重いということが挙げられます。これも少し慣れが必要ですが、バカラのグラスでこれくらいのクリスタルの量なら重さはこれくらいだろうという予測ができるようになりますので、持った瞬間に「軽い」と思えばそれはバカラではない可能性が高いです。

高級品ですが、ロブマイヤーというオーストリアのクリスタルブランドのグラスと持ち比べると圧倒的にバカラは重く、ロブマイヤーは軽いです。ロブマイヤーのグラスは鉛が含まれていないカリクリスタルでできていますから、とても軽いクリスタルです。

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バカラのグラスのシリーズ名(モデル名)を調べてみる

バカラの古いカタログのページ

バカラの実際の古いカタログのページ

バカラのグラスは古くからカタログも存在し、シリーズ名がつけられていることもよくあります。もちろんカタログに載せられていないグラスも、シリーズ名がないグラスも沢山ありますが、シリーズ名が分かればかなり偽物をつかむ確率は低くなります。

シリーズ名が分かれば同時に写真も載っていますので、よく見比べて同じデザイン(形状、絵柄)か判断してください。全く同じデザインであれば偽物である可能性は低いです。ただしバカラはステム(脚)の形を少し変えて製造したりなどということはよくありますので形状の少しの違いであれば本物である可能性は十分あります。

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バカラのグラスの偽物と本物との比較が有効。数を見ると慣れてくる

バカラのシャトーブリアンのグラス4種類

バカラのシャトーブリアン

以上色々とお話しさせていただきましたが、やはり一番有効なのはまずは本物を持つことです。本物と横に並べて見比べると違いが良くわかると思います。なかなか一朝一夕で目利きになるというのは難しいと思いますので、興味のある方は特にアンティークやヴィンテージのバカラをたくさん手に取って違いを体感していきましょう。

いかがでしたでしょうか。これで少し目利きに近づけたかもしれませんね。偽物を撲滅するためにも、自分自身でも最低限の知識を付けて、間違った物を買わないようにしたいものですね。

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