ロイヤルコペンハーゲンの2010年のイヤープレートはなぜ高いのか?

ロイヤルコペンハーゲンのイヤープレートは、年によって値段に違いがあり、近年にリリースされたイヤープレートの中では、2010年にリリースされたものが特に目立って高額になっています。2010年版のロイヤルコペンハーゲンのイヤープレートはどのようなプレートで、なぜ値段が高いのでしょうか。またその他の年にリリースされたイヤープレートで値段の高いものはあるのでしょうか。

2010年のロイヤルコペンハーゲンのイヤープレートとは

2010年版イヤープレートのデザイン

2010年のイヤープレートのタイトルは「グリーンランドのクリスマス」になっています。他のほとんどのイヤープレートが一目見てクリスマスをモチーフにしたものでわかるのに対し、2010年のイヤープレートには海に浮かぶ氷の上にシロクマの親子が乗っている姿が描かれています。

シロクマといえば、今や温暖化で絶滅の危機が危惧されている動物です。2010年は1880年以来、気温が最も高くなった年として記録された年でした。北極や南極の氷が解け始め、北極に生息するシロクマが絶滅の危機に晒されていることが頻繁に報道されるようになった時期でもあります。2010年のイヤープレートにはそうした危惧が反映されています。

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2010年版のイヤープレートの値段

2010年にリリースされたロイヤルコペンハーゲンのイヤープレートは、公式サイトにてバックナンバーとして購入した場合、126,500円の値段がつけられています。2010年前後の年のイヤープレートと比較してみると、2009年のものは19,800円、2011年では66,000円。つまり2010年のイヤープレートの値段は桁はずれに高くなっていることが分かります。

以上は2020年7月時点でのデータですが、詳しくは実際に公式ページなどを訪れて、確認してみましょう。編集部おすすめのお店や楽天などではもう少し安く手に入れることもできるかもしれませんので、ご興味ある方はチェックしてみましょう。

お手頃で状態のいいプレートが見つかればラッキーですね。

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2010年のイヤープレートには色違いがある

ロイヤルコペンハーゲンのイヤープレートには、毎年クリスマスを祝ってリリースするイヤープレートの他に、さまざまな事業体や団体とコラボをしてリリースする限定版のイヤープレートもあります。

ロイヤルコペンハーゲンの2010年版の色違いのイヤープレートはそんなコラボによるプレートのひとつです。このプレートは、元々のイヤープレートの青い部分がターコイズになったもので、世界自然保護基金(WWF)とのコラボによる限定版なのです。

このコラボ版プレートで注目したいのが裏面に書かれたメッセージ。このメッセージはロイヤルコペンハーゲンのロゴの下に英語で書かれ、日本語では次のような内容になっています。

ロイヤルコペンハーゲンの2010年のイヤープレート「グリーンランドのクリスマス」は、地球温暖化に人々が対応して欲しいという願いを込めて制作されました。シロクマは気候変動により絶滅が危惧されている動物として登録されています。このプレートを買えば、WWFジャパンの自然保護活動が支援されることになります。

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2010年のロイヤルコペンハーゲンのイヤープレートはなぜ値段が高いのか

WWFとコラボするなど人気が高い

2010年のロイヤルコペンハーゲンのイヤープレートは、すでに述べたように、その前後の年のプレートを初め、同時期の他の年のプレートと比べるとけた違いに値段が高くなっています。

その理由は環境問題の代表的な存在であるシロクマをモチーフとして取り上げているために、人気を呼んでいることが考えられますが、同時に、WWFとコラボしてリリースした限定版が存在することが、2010年のイヤープレートの人気をさらに高めている要素になっていると思われます。

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値段は需給バランスで決まる

ロイヤルコペンハーゲンのイヤープレートは毎年決められた数しか生産しません。一度その数の生産が終わると、制作に使った型は壊されてしまうため、その年のイヤープレートが再び生産されることはありません。

つまり市場に出回っているロイヤルコペンハーゲンのイヤープレートには限りがあるため、それだけでも値段が高くなるのです。

その上で、2010年版のイヤープレートでは、先ほども述べたようにモチーフがシロクマということで人気があり、需要が伸びたために値段が高くなっていると考えられます。つまり値段は需要バランスで決まると言えるでしょう。

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 ターコイズのコラボイヤープレートはさらに希少性が高く、値段も高い

特にWWFとのコラボ版のイヤープレートは限定版ということで、制作数がさらに限られているため、プレートの希少性が高く、その分値段の方も高くなっていると考えられます。

実際、WWFサイトにはバックナンバーは掲載されていないので、新品の入手は不可能です。手に入れる場合は、アンティークショップやオークションなどでの購入になります。値段は、ロイヤルコペンハーゲンのイヤープレートの平均的な値段より高くなっています。

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ロイヤルコペンハーゲンのイヤープレートでその他値段の高い年

ロイヤルコペンハーゲンのイヤープレートは、その他の年でも値段の高いものがあります。そのいくつかをご紹介しましょう。

ご紹介する前に、お値段の高いイヤープレートに関しては、偽物が存在することをお伝えしておきます。
ご興味がある方は、まずは信頼度の高いお店でのご購入やご相談をおすすめしています。

少なくとも以下の記事でバックスタンプについての知識を最低限もち、欲しいプレートの年代のバックスタンプと明らかな相違がないかどうかを確認することは大切なことです。
イヤープレートの偽物の例に関しても記載をしておりますので、是非ご確認ください。

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最高額のついた1908年のイヤープレート

出典:Royal Copenhagen

1908年にリリースされたイヤープレートは、ロイヤルコペンハーゲンがリリースした最初のイヤープレートです。デザインは、子供のキリストを抱いた聖母マリアをモチーフにしたもの。青は聖母マリアの象徴であり、白は純粋さを表現しています。

1908年のイヤープレートの値段が高い理由

この1908年のイヤープレートは最初のリリースということもあり、その古さがまず高く評価されています。さらに、初めてのリリースであったため、その後どれくらい売れるのかという需要把握が困難でした。そのため生産数も控えめで少なかったのです。こうしたことから、1908年のイヤープレートは、希少価値であり、ロイヤルコペンハーゲンのイヤープレートの中では、バックナンバーの値段が1,540,000円という最高額になっています。

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終戦の年にリリースされた1945年のイヤープレート

出典:Royal Copenhagen

次に高い値段のついているのが、第二次世界大戦が終わった1945年のイヤープレートです。バックナンバーの値段は209,000円。デンマークにとっての世界大戦は、ドイツ軍に占領されるという暗い時代でもありました。

平和を願う1945年のイヤープレート

その戦争が終わった年にリリースされたイヤープレートには、「平和のモチーフ」というタイトルが表すように、雪の中に咲くクリスマスローズに小さな天使が身をかがめるように祈る姿が描かれています。暗い時代が終わり、自由の喜びを表現したこのイヤープレートが高額になるのは納得できますね。

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戦争中のイヤープレートも高額

出典:Royal Copenhagen

1937年~1944年にリリースされたロイヤルコペンハーゲンのイヤープレートも他の年と比べると、110,000~198,000円と高い値段になっています。なぜこの時期のイヤープレートが高いのかという説明はどこにも見つからないのですが、やはり、戦時中ということでロイヤルコペンハーゲンの生産量も落ちたのではないかと想像できます。つまりリリースした数が少なかったわけですから、それだけ希少価値となり値段も高くなったというわけです。

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ロイヤルコペンハーゲンの2010年版イヤープレートのデザインが、近年問題となっている地球温暖化の象徴シロクマをモチーフにしていることは大変興味深いことですね。また、2010年のプレートにはWWFとの色違いのコラボ版があり、そのユニークさも人気の秘密になっているようです。こうしたことが理由で、2010年のイヤープレートは値段が高くなっていると言えるのではないでしょうか。

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ロイヤルコペンハーゲンの2020年のイヤープレート、写真ギャラリー

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