ロイヤルコペンハーゲンにはスタイルカップと呼ばれるものがあります。
ロイヤルコペンハーゲンには様々なカップがありますが、コーヒーカップやティーカップ、マグカップなど、カップの名前から用途や形状が当たり前に想像できるものがほとんどです。しかし「スタイルカップ」と聞いてもなかなかピンとくる方は少ないのではないでしょうか。
ここではそんなロイヤルコペンハーゲンの「スタイルカップ」について詳しくご紹介していこうと思います。
目次
ロイヤルコペンハーゲンのスタイルカップは一体どんなカップなのか
ロイヤルコペンハーゲンのスタイルカップの特徴は、ずばり、「二重構造」です。
カップ全体が二重構造で焼成されており、カップ内部には空洞ができているのです。そのため、温かい飲み物は冷めにくく、冷たい飲み物はぬるくなりにくくなっています。
一目見てもそうとはわかりませんが、ロイヤルコペンハーゲンのスタイルカップは二重構造のカップという訳です。
ロイヤルコペンハーゲンのスタイルカップの二重構造を割れたカップの写真で確認
ロイヤルコペンハーゲンのスタイルカップは二重構造、と言われても、「なるほど」とは思うかもしれませんが、実際にどうなっているのかピンとこないですよね。
なので実際にスタイルカップを割ってしまった写真をお見せしましょう。
もちろんわざと割った訳ではございません。誤って割れてしまったものの写真をご好意で頂きましたので、ご紹介いたしましょう。
とても分かりやすく、カップ内部に空洞があることが分かりますね。
外見上のスタイルカップの特徴
ロイヤルコペンハーゲンのスタイルカップは二重構造とはいっても、割って確かめてみるわけにはいきませんよね。
ではスタイルカップであることは外見ではわからない、ということになりそうですが、実は分かるんです。以下の写真をご覧ください。
少し分かりにくいですが、こちらの写真の割れた破片側に、小さな点が付いているのが分かりますか?
これは焼成時は底部に穴をあけて作っているのですが、焼成後、磁土でふさいであるんですね。焼成時に穴がないと、空洞部分の空気が膨張して、カップが破裂してしまいますので、穴をあけて焼いているんです。その穴をちゃんと後でふさいでいるのが、さすがロイヤルコペンハーゲンと言いたくなるような丁寧なお仕事ですね。
最後にこちらの写真でスタイルカップの底部を拡大した写真をお見せいたしましょう。
おなじみのロイヤルコペンハーゲンの三本波線の上に小さなポッチが見えますね?これがその穴をふさいだ部分を外から見た図、になります。つまりロイヤルコペンハーゲンのスタイルカップはこの穴をふさいだ後があるかどうかを確認すれば、割らなくても外見で、それがスタイルカップであるかどうか分かる、ということですね。
ロイヤルコペンハーゲンのスタイルカップ、これで内部の構造から見分け方までしっかりとお分かりいただけたでしょうか。
ロイヤルコペンハーゲンのスタイルカップの使い方
ロイヤルコペンハーゲンのスタイルカップは二重構造で温かいものは冷めにくく、冷たいものはぬるくなりにくいカップです。
また熱いものを入れても、カップ自体が熱くなりにくかったり、氷を入れても、結露しにくかったりと、普通のカップに比べて断熱性が高いことにより利便性も上がっています。
カップ自体はオーソドックスな形状のものが多いですので、どのような飲み物にも合わせることおができるでしょう。
また前菜用の器に使ったり、具だくさんのスープに使っても素敵ですね。
様々な使い方が考えられるスタイルカップですから、ギフトとしても使いやすいでしょう。
ロイヤルコペンハーゲンのスタイルカップと混同しやすいカップ
ロイヤルコペンハーゲンのスタイルカップを買う時には、通常のカップと間違えないようにしましょう。
スタイルカップは二重構造が特徴ですから、通常のカップよりも少し値段帯が高いということを覚えておきましょう。
またフリーカップなど、別の名前が付いているようなカップも存在しますから、混同しないように注意して手に入れましょう。
フリーカップについてはこちらで詳しく説明をしています。
ロイヤルコペンハーゲンのメガ、スタイルカップ写真ギャラリー
それでは最後にロイヤルコペンハーゲンのメガというシリーズの写真ギャラリーを見てみましょう。
最後に、このメガはロイヤルコペンハーゲンの中心シリーズというべき、ブルーフルーテッドの1種、ブルーフルーテッドメガです。詳しくは以下の記事で説明をしています。気になる方は事らもチェックしましょう。