ロイヤルコペンハーゲンの2020年のイヤープレートとは

ロイヤルコペンハーゲンの2020年版イヤープレートは、地元コペンハーゲンの風景をモチーフに描いたものになっています。デンマークの首都コペンハーゲンには、歴史の古い建物がたくさん残っていますが、ロイヤルコペンハーゲンはこの2020年版のイヤープレートにどんな風景を選んだのでしょう。

ロイヤルコペンハーゲンの2020年版イヤープレートの特徴

出典:Royal Copenhagen

ロイヤルコペンハーゲンの2020年版イヤープレートはアラン・ターキルセン氏のデザインによるもので、タイトルは「聖母教会(Church of our Lady)」になっています。

プレートに描かれた絵では、一羽のフクロウが、雪の積もったレンガ造りの窓枠に止まり、遠方にある建物を見ています。この遠方に見える建物が、タイトルになっている聖母教会です。

フクロウが止まっているのは、コペンハーゲン大学または、そこから少し離れた所にある円形の建物ラウンドタワーとも考えられています。いずれにしても聖母教会を見下ろせるような高みの位置からの風景であることが分かります。

ページTOPへ

2020年版イヤープレートのデザインの背景

ロイヤルコペンハーゲンの2020年版イヤープレートをより楽しんでいただくために、絵に描かれたモチーフを一つ一つ詳しく見ていきたいと思います。

ページTOPへ

聖母教会とは

写真撮影:Thue

まずメインのモチーフである聖母教会は、正式名を「コペンハーゲン大聖堂」といいます。コペンハーゲンの中心部にあるフルプラッド公共広場の中にあり、道路の反対側にはコペンハーゲン大学の本館があります。

元々の教会は1187年に建てられましたが、その後、何度も火事で焼け、また1807年にはナポレオン戦争によって破壊されたため、1829年に、現在の教会堂が建てられました。

教会の設計は新古典主義様式によるもので、正面にあるターコイズブルーのドーム型の屋根が美しく、印象的な建物になっています。

ページTOPへ

フクロウの持つ意味

2020年版プレート絵の中で聖母教会を見つめているフクロウは、日本では「幸福」の「フク」をかけて縁起の良い動物としたり、「不苦労」として苦労をしないようにという願いがこもった動物として考えられていますが、西洋社会では一般的に「智恵」の象徴と捉えられています。

フクロウにはその他、洞察とか、変化を告げる、また他の人が見えない物を見る力といった意味もあり、2020年はコロナウイルス感染症や東京オリンピックの延期をはじめとした大きな出来事を伴う年であることを考えると、2020年版イヤープレートのフクロウは何かを見通しているのかもしれません。

コペンハーゲンの人々の心の支えになってきた聖母教会に向かって、知恵者であるフクロウが何かを洞察しながら見つめている姿は、聖なるものに何かを嘆願しているようにも見えます。

ページTOPへ

フクロウがとまっている建物

写真撮影: MrBprints

フクロウが止まっている建物は公式の説明ではコペンハーゲン大学になっています。フクロウが智恵の象徴であることを考え合わせると確かにマッチしますね。

コペンハーゲン大学は1479年創立のデンマークで最古の大学です。古めかしい建物が歴史の長さを感じさせてくれます。

それとは別に、聖母教会とコペンハーゲン大学のすぐ近くには17世紀に建てられた高さ36ⅿの円筒形の建物「ラウンドタワー」があります。これは、コペンハーゲンのシンボルにもなっているもので、ヨーロッパ最古の展望タワーです。

タワーの展望階からはコペンハーゲンの街全体を見渡すことができ、ロイヤルコペンハーゲンの2020年版イヤープレートに描かれた聖母教会の風景も楽しむことができます。

コペンハーゲンに行くことがありましたら、ぜひコペンハーゲン大学やラウンドタワーなどの高みから聖母教会を眺めてみてください。

ページTOPへ

みんな知ってる!!日本最大級のショッピングモール楽天市場で2020年のイヤープレートを探す


安心の正規店ブランド公式ショップで探す

ページTOPへ

ロイヤルコペンハーゲンのヘリテージプレート 2020年特別版とは

出典:Royal Copenhagen

ロイヤルコペンハーゲンがリリースした2020年版のプレートには、毎年出されるイヤープレートとは別に、ヘリテージプレート 2020年特別版があります。

ページTOPへ

ヘリテージプレート 2020年特別版の特徴

出典:Royal Copenhagen

ヘリテージプレート 2020年特別版は、なんと、東京駅の駅舎と駅のある丸の内周辺の高層ビルの風景をモチーフにしたものなのです。東京駅の駅舎は、ご存知の方も多いと思いますが、レンガ造りのがっしりとした建物です。2003年には国の重要文化財に指定され、2012年に改修工事を行い、現在の姿に復元されました。

首都東京の、しかも最主要駅である東京駅の駅舎は、実に威風堂々としており、威厳があります。近代的な高層ビルのをバックに、歴史を感じさせる素晴らしい駅舎を描いたのがこのヘリテージプレート 2020年特別版なのです。

ページTOPへ

ヘリテージプレート 2020年特別版の作られた背景

でもなぜ2020年の年にこのヘリテージプレートをリリースしたのでしょう。それはもしかしたら2020年の東京オリンピック・パラリンピックを記念して制作したものかもしれません。けれども、正式にはそのような説明はされていません。

このヘリテージプレートが制作されたのは、東京駅の着工年とロイヤルコペンハーゲンのイヤープレートの開始年が同じ1908年であることが理由になっています。

ページTOPへ

プレート裏面に書かれたメッセージ

出典:Royal Copenhagen

ヘリテージプレートに描かれた古めかしい東京駅駅舎は伝統を表し、背後に立つ近代的なビルは東京の発展を意味しています。ロイヤルコペンハーゲンは、東京が維持してきた伝統とその周辺の近代的な発展の両方を高く評価しているのです。

ロイヤルコペンハーゲンのこうした思いは、ヘリテージプレートの裏に書かれた次のようなメッセージに良く現れています。

A celebration of Innovation and Tradition Tokyo Station Limited Edition (革新と伝統を祝して、 東京駅 限定版)

みんな知ってる!!日本最大級のショッピングモール楽天市場で2020年のイヤープレートを探す


安心の正規店ブランド公式ショップで探す

ページTOPへ