バカラの花瓶にはどんな種類がある?価格帯、人気、賢く買う方法とは。

バカラの花瓶にはどのような種類の花瓶(フラワーベース)があるのでしょうか。バカラは1764年からの歴史を持つクリスタルメーカーですから、実に様々な花瓶が存在します。バカラは高級なクリスタルメーカーですから、価格帯も気になりますね。また人気の花瓶や、バカラの花瓶を賢く買う方法まで、プロの視点を交えながらご紹介してまいります。

バカラの花瓶にはどんな種類がある?

並んだ高級な花瓶

バカラの花瓶にはどのような種類があるのでしょうか。かなりざっくりと分けると、2種類になるでしょうか。
一輪や少しのお花を活ける一輪挿しと花束でも活けられたり、多様なお花を活けられるような花瓶というところでしょうか。

バカラの花瓶は、一輪挿しであっても、多種多様な形状、それぞれの個性が存在しますので、大まかに2つに分けたうえであとは個別の素敵な花瓶のシリーズをいくつかご紹介いたしましょう。もちろんここに紹介する花瓶はごく一部ですから、様々な花瓶をご覧になってお気に入りの花瓶が見つかると編集部は嬉しく思います。

バカラのお店には多くて数種類の花瓶しか常時は置いてありませんから、色々な花瓶を見ようと思えば、ヴィンテージやアンティークのバカラも含めてみるのが良いでしょう。実際の花瓶の探し方や選び方は後でご紹介いたしますので、こちらではいくつかのシリーズのバカラの花瓶を実際に見てみましょう。

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一輪挿し

バカラの花瓶の中でもお手頃なものが多いのがこちらの一輪挿しです。基本的に小さく、軽いものが多く、その名の通り一輪のお花を少し生けるのに適した花瓶です。もちろん実際は2-3輪は生けられると思いますが、一輪挿しといいます。
それではバカラの一輪挿しにはどんなものがあるのか少しみてみましょう。

エキノックス

バカラのエキノックス花瓶、一輪挿し

バカラのエキノックス花瓶、一輪挿しの側面

バカラの花瓶、エキノックスという間違いやすい名前のフラワーベースですね。このシリーズはグラスもありまして、同じデザインです。こちらの花瓶は、一輪ではなくもう少し多くのお花が活けられると思いますが、編集部では形状的に一輪挿しと分類させていただきます。ちょうどエキノックスのハイボールグラスが上にすっと伸びたようなデザインで、キレイな円柱形の一輪挿しです。

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エキノックスはフランス語で、「昼と夜の長さが同じ」という意味を持っておりますので、簡単に言うと「春分の日」と「秋分の日」のことを表しています。1999年に発表されたシリーズです。
バカラの主幹デザイナーであるトーマ・バスティード氏によるデザインです。

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ローズ

バカラのローズ花瓶、一輪挿し

バカラのローズ花瓶、一輪挿しの側面

バカラのローズ花瓶、一輪挿しの先端部

バカラのローズというシリーズの一輪挿しです。ローズの一輪挿しですから、バラを一輪活けるのにバカラが映えるようにデザインされたというところでしょうか。一輪挿しですがこれだけバカラの重厚なクリスタルを使えば、重量感がありますし、底の部分が厚くなっていますので、重心が低く、見た目より安定感のある一輪挿しです。口元が斜めにカットされているのが特徴的ですね。

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オルグ

バカラの花瓶、一輪挿しのオルグスパイラル

バカラの花瓶、一輪挿しのオルグスパイラルの側面

バカラの花瓶、オルグシリーズの一輪挿しです。上のエキノックスと同様に、シンプルな円筒形で、この形の一輪挿しはオーソドックスでシンプルで美しいですね。こちらの一輪挿しはオルグシリーズの中でも、オルグスパイラルという名前の一輪挿しです。その名の通りスパイラルしているデザインのフラワーベースです。
オルグシリーズはほかにもデザインがあり、形状は円筒形で同じですが、オルググレインという花瓶も存在します。オルググレインは葉のような形状のカットが無数に散りばめられたデザインです。オルグの2種はこちらで確認できます。

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アクアレーユ

バカラの花瓶、一輪挿しのアクアレーユ青色

バカラの花瓶、一輪挿しのアクアレーユ青色上から

バカラの花瓶、一輪挿しのアクアレーユ青色の側面

バカラの色とりどりの一輪挿しが美しい、アクアレーユの花瓶です。こちらのお色はブルーですが、様々な色が存在するのがアクアレーユです。口元がきゅっと縮まった壺のようなデザインのお品で、様々な色の波打ったクリスタルの一輪挿しが素敵です。
お色は無色透明(クリア)のものもありますし、黄色(イエロー)、青(ブルー)、紫(パープル)、緑(グリーン)など様々存在いたします。「バカラ アクアレーユ」と検索するとお分かりいただけると思います。

Google検索バカラ、アクアレーユの画像をGoogleで検索する

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花瓶

バカラの花瓶で一輪挿しではなく、多くのお花を活けることができる花瓶をいくつかご紹介いたします。バカラの花瓶は非常に様々、シンプルな花瓶から複雑な形状の花瓶、オーソドックスな花瓶から個性的な花瓶まで、実にバリエーション豊かです。バカラのフラワーベースの世界を少し覗いてみましょう。

ジベルニー

バカラの花瓶、ジベルニー

バカラの花瓶、ジベルニーを真上から

バカラの花瓶、ジベルニー先端部

バカラの花瓶、ジベルニーのフラワーベースです。様々なサイズが存在する花瓶で、用途に合ったものをチョイスされるとよいでしょう。高さも色々とありますし、こちらのシリーズは幅の広いものも存在します。
花瓶になると活ける花によって深さや大きさなど必要なサイズや合うサイズが様々になりますので、色々なバリエーションがある場合も多いですね。
ジベルニーは形が非常に複雑で、上から撮影された写真を見ていただけるとわかると思いますが、丸でも四角でもなく、風車のような形をしておりますね。この形状でクリスタルがキラキラと光を反射したり、屈折させたりする素敵なフラワーベースです。
ジベルニーはフランスの町の名前が由来となっております。

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ギンコ

バカラの花瓶、ギンコ

バカラの花瓶、ギンコを真上から

バカラの花瓶、ギンコを真下から

バカラの花瓶、ギンコというシリーズのフラワーベースで、ギンコの由来は中国の銀杏とされています。扇形の葉の形は繁栄や長寿の象徴とされます。イチョウの葉の形の花瓶ですね。
そのフォルムは大銀杏と呼ばれる、お相撲さんのマゲの形に似ていることから角界では少し有名だとか。縁起の良い花瓶です。
ギンコもサイズ違いが存在しますし、花瓶よりは背の低いボウルもあります。

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マサイ

バカラの花瓶、マサイ

バカラの花瓶、マサイ側面

バカラの花瓶、マサイを真上から

バカラの花瓶、マサイというシリーズのフラワーベースです。マサイといえばもちろん「アフリカ」というイメージでしょうか。マサイのフラワーベースは力と洗練の象徴とされています。誇り高き民族といわれるマサイをなんとなく連想してしまうようなコンセプトですね。
細部がいびつに設計されたような、曲線の多いデザインは、光を様々な方向に反射することでキラキラとバカラらしく輝きを放ちます。

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ミケランジェロ

バカラの花瓶、ミケランジェロ

バカラの花瓶、ミケランジェロを真上から

バカラの花瓶、ミケランジェロの文様接写

バカラのミケランジェロの花瓶です。ミケランジェロはバカラの中でも有名なシリーズで、グラスはもちろん存在いたしますし、デキャンタやピッチャー、小物入れやボウルなど様々な種類が歴史的には存在しております。
こちらの花瓶はワイングラスをそのまま大きくしたようなデザインで、有名なミケランジェロ模様が大きく描かれた素敵なフラワーベースです。グラスなどほかのミケランジェロとお揃いにしても面白いかもしれませんね。

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ミケランジェロ(樽型)

バカラの花瓶、樽型のミケランジェロ

バカラの花瓶、樽型のミケランジェロを真上から

バカラのミケランジェロの少し形の変わった樽型の花瓶です。有名なのは上の形状のフラワーベースですが、形状違いで希少な樽型も存在いたします。こちらの花瓶はヴィンテージのお品で、なかなか他にはない花瓶ですね。
バカラは歴史が古いですから、希少性の高い花瓶も色々と存在します。希少性の高さは特別な方へのギフトであったり、あなただけのコレクションとして特別なものになるでしょう。

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アイ

バカラの花瓶、アイ

バカラの花瓶、アイの側面

バカラの花瓶、アイの底部

バカラの花瓶の中ではかなり有名なアイの花瓶です。トンボの複眼をモチーフにしたという、非常に特徴的な形状で、凹凸が激しくついておりますので、バカラのクリスタルが宝石をちりばめたかのように全体的に輝いて見えます。この存在感に勝てる花があるのかと思うほどの存在感で、この花瓶単体で立派なアートのインテリアになりそうです。ニコラ・トリブロによるデザインとなります。
アイの花瓶もかなりバリエーションが豊かで、大きさのバリエーション、カラーバリエーションも豊富です。またこちらの花瓶は丸形ですが、四角い形状の角型のアイのフラワーベースもあります。お好みに合わせてチョイスできるもの人気シリーズ、「アイ」の魅力ですね。

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ネプチューン

バカラの花瓶、ネプチューン

バカラの花瓶、ネプチューン斜め上

バカラの花瓶、ネプチューンの底部

バカラのネプチューンの花瓶、少し希少性も高いフラワーベースです。希少性の高さの理由は製造期間の短さで、少しの間しか生産されていませんでした。
ネプチューンはグラスやデキャンタなどもありますが、同様に希少性は高めです。
全体的に花瓶の形が丸く、曲線が非常に多く使われた柔らかいイメージのあるフラワーベースになっています。高い透明感を感じることができ、活ける花が映えそうな素敵な花瓶です。

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オセアニア

バカラの花瓶、オセアニア

バカラの花瓶、オセアニア上から

バカラの花瓶、オセアニア、蓋なし上から

バカラの花瓶、オセアニア、蓋のデザイン接写

バカラのオセアニアの花瓶、個性的なフラワーベースです。花瓶本体の上に載っている、ペーパーウェイトのようなストッパーが特徴的で、個性的なデザインを強調しています。ミルフィオリ、千の花という意味の、ペーパーウェイトによく使われるデザインですね。
オセアニアのフラワーベースも様様な形があり、もっと細長いものや、逆に横幅が広くデザインされているもの、カラーバリエーションもあります。

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ディーバ

バカラの花瓶、ディーバ

バカラの花瓶、ディーバの底部

バカラの花瓶、ディーバの内部

バカラのディーバ、こちらも形状が非常にユニークな花瓶です。お花を寝かして活けるタイプのフラワーベースで。お花だけを浮かべたりして使うのもきれいです。様々な使い方が考えられそうな、バカラらしい柔軟な発想の素敵な花瓶です。
クリスタルのフラット面が大きく、デザイン自体はシンプルですので、お花が良く映えるデザインながら、花瓶としても大変目を引くものといえるでしょう。

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バカラの花瓶の価格帯は?

バカラの花瓶の価格帯はもちろんピンからキリまでというところですが、比較的お手頃な価格で手に入れられるのは一輪挿しなど小さな花瓶でしょう。小さなものであれば2万円前後からバカラの直営店などで買うことができるでしょう。大きな花瓶になると大きさにもよりますが、さらにお値段の張るものが多くなり、10万円を超えるようなフラワーベースも多数存在しています。ですので価格帯というよりは、ピンと来たものと価格のバランスが合うかどうかというところでしょうか。
お値段の張るものですから、なかなか簡単に手が出るという方は少ないとは思いますが、花瓶に関してはお手頃な価格で手に入れる方法が編集部はあると思います。その方法をご紹介いたしましょう。

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プロが教えるバカラの花瓶の入手法。新品、中古品、ヴィンテージ、アンティーク、賢い選び方

バカラの花瓶をお手頃に、賢く手に入れるにはどのような方法があるのでしょうか。編集部がバカラの販売店のオーナーやバカラ通などと意見交換する中で知りえた、バカラの花瓶のおすすめの購入方法をいくつかご紹介いたしましょう。

バカラの花瓶の基本的性質

まずバカラの花瓶についての考え方ですが、バカラの花瓶は大きく、重いものも多いです。花瓶はお花を入れ替えることももちろんよくありますので、頻繁に動かすことになります。そのためバカラの花瓶は底部への小傷などはすぐについてしまうことが多いでしょう。またずっとお水を入れておくことによって、水垢や曇りも発生しやすい性質の商品ですね。

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バカラの花瓶はヴィンテージ、アンティークも視野に入れるのがおすすめ

バカラの花瓶は上述の基本的な特徴によって、中古品で手に入れる方もかなり多いというわけです。新品で購入しても使っている間に容易に傷ついたり汚れたりする可能性が高いからですね。
もちろん引き出物やギフト等であれば「新品バカラの箱付き」が必須になるかもしれません。ただギフトであれば「中古」という選択肢も「アリ」という方は多いです。というのは「中古」と言ってしまえば聞こえが悪いですが、「ヴィンテージ」や「アンティーク」と言うといかがでしょうか。「今はもうお店に売っていないヴィンテージのこのフラワーベースをプレゼントしたかった」と言えばもらう側も特別感を感じますし、とても嬉しいでしょう。ラッピングをご自身で行うのも楽しく、相手にも喜んでもらえるかもしれませんね。ただしヴィンテージやアンティークといってプレゼントする場合は、一応バカラのお店で売っていないものをチョイスするのが良いでしょう。
もちろんギフトではなく、自宅用や会社で使うなどの用途の場合は、新品でなくともよいはずですし、新品を買っても使っているとすぐに底部などに小傷がついてしまいますから、バカラの花瓶に関しては編集部は中古、ヴィンテージ、アンティークが圧倒的におすすめです。

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バカラの花瓶のヴィンテージ、アンティークは種類が豊富

中古、 ヴィンテージ、アンティークがおすすめの理由は他にもあります。バカラのお店に足を運んでいただくとすぐにお分かりいただけると思いますが、花瓶は数えるほどしか種類がありません。お花の種類数は無限といっていいほど多いですし、大きさや色、デザインなど、好みは人それぞれですが、バカラ花瓶の新品を購入しようとすると選択肢が少ししかありません。
バカラの1764年にできた歴史の長いクリスタルメーカーですから、歴史をさかのぼれば非常に多種多様なフラワーベースが存在するにもかかわらず、新品は選択肢がほとんどないというのが現状です。そのため廃盤品も含めたヴィンテージやアンティークのお店でもバカラの花瓶を探して、新品を含めて比較検討したうえで、自分のお気に入りのフラワーベースを見つけるべきというのが編集部の取材によって自信を持って言える結果です。一度以下のお店などをのぞいてみて、中古品を選択肢に含めた場合の種類数の違いや価格の違いをご覧になってはいかがでしょうか。かなりお手頃に提供されていると思いますので、お急ぎでなければ、お気に入りの花瓶を見つけた後にこちらのお店に探してもらうのも良いでしょう。

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編集部おすすめのヴィンテージ・アンティークメインのお店!!グラスクラシックで探す

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楽天市場などにもバカラの花瓶はありますから、こちらもチェックしてみましょう。


みんな知ってる!!日本最大級のショッピングモール楽天市場で探す

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バカラの花瓶はどんなものが人気なのか

多種多様な花があり、多種多様な活け方がありますから、花瓶の人気は基本的に分散しがちです。ご自身の花瓶の使い方のスタイルや、お好きな種類のお花、お好きなデザイン、色などを考慮して、あなただけの花瓶を見つけていただくのが最善でしょう。
また人気といってもバカラのお店に並んでいる花瓶は数種類ですし、入れ替わりもありますから、人気ランキングにするようなことではないかもしれません。編集部のおすすめはヴィンテージやアンティークの花瓶のなども考慮に入れることで、バカラの花瓶の選択肢を増やしながら、お気に入りのフラワーベースを手に入れていただくということですね。
こちらの記事でもいくつかの花瓶をご紹介いたしましたし、ご紹介したお店やショッピングモールでさらに多くの花瓶と出会えるでしょう。よいバカラの花瓶と出会われることをお祈りしております。

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