バカラといえば、超有名なクリスタルメーカーですね。そのバカラのグラスでビールを楽しみたいという方は多いのではないでしょうか。
ここではバカラのグラスでビールを楽しむときに、どのようなグラスが適しているのか、バカラのビアグラスにはどのような種類のものがあるのかをご紹介してまいります。
目次
バカラにはビアグラス、ビール専用グラスはほとんど見られない
バカラは歴史的にビアグラス、ビールを飲む用のグラスはあまり作っていません。
バカラはフランスのメーカーです。フランスではビールよりもやはりワインがメジャーなお酒でしょう。もちろんフランスにはビールが全くないのではありませんが、ビアグラスと呼ばれるものをバカラは多くは作ってこなかったというのが歴史的な事実です。
フランスの周りにはドイツ、ベルギー、オランダ、イギリスと、ビール大国があるのですが、フランスではアルザス地方と呼ばれるところでビールが作られてはいますが、ワインの人気には全くかなわないというのがそのような事情を生み出しているのでしょう。

ほとんど唯一といってもよいバカラのビアグラス、オノロジー
バカラのビアグラス、ビールを飲むために作られたグラスといえば、編集部はこの、オノロジーのビアタンブラーしか思いつかない、といっても過言ではありません。オノロジーにはピルスナー、ステム(脚)付きのビアグラスも存在しますが、一般的に見かける数は圧倒的にこのコップ型のビアタンブラーですね。
オノロジーは2003年頃に発表されたシリーズで、醸造学者やソムリエの協力を得て開発された、科学的なアプローチを試みたシリーズとされています。それ以前にはビアグラスというものが思いつかないほどバカラはビアグラスを作って来ませんでした。1764年からの長い歴史がありながら、ほとんどビール用のグラスを作ってこなかったという事実からも、バカラの強いこだわりを編集部は感じますね。
バカラのグラスでビールを飲むのに適したグラスとは
バカラはビール用のグラスをほとんど作って来なかった、とはいえバカラのグラスの中でビールを飲むのに適しているグラスは存在します。
バカラのグラスの中でどのようなグラスがビールを楽しむのには適しているのでしょうか。3つのグループに分けてご紹介してまいりたいと思います。
バカラのハイボール、タンブラー
バカラのハイボールグラス、タンブラーはビールを楽しむのに適しているでしょう。バカラのハイボールグラスはサイズの大きいものも多く、ビールを召し上がるには一番適しているのではないかと編集部は考えます。
先にご紹介した唯一といってもよいバカラのオノロジーのビアタンブラーも、ここで分けている3つのグループに当てはめるのであれば、この「ハイボール、タンブラー」のグループに属するでしょう。
以下にいくつかご紹介してまいりましょう。
バカラの旗艦モデル、アルクールというシリーズのハイボールグラスです。まさにバカラの定番で、歴史も古いシリーズ。6角形のフォルムで深いフラットカットが特徴のアルクールです。

バカラでは有名な蔓草模様のローハンシリーズのハイボールグラスです。ローハンも歴史が古く、亜種も含めて色々あるんですね。男性にも女性にも人気のローハンです。

バカラのマッセナは1980年に超新星のように現れた世界的に人気のシリーズ。炎のようなカットが特徴的な、煌びやかなシリーズのハイボールグラスです。

バカラの中でも超高級ラインナップ、といっても過言ではないエルベフのハイボールグラス。カットの数がとてつもなく多いですね。バカラの超一流の職人の手間が惜しみなく注がれた素晴らしいシリーズのハイボールグラスです。
バカラのエンパイアのハイボールグラス。先に紹介したアルクールをベースに、金彩が施された、豪華なシリーズです。
バカラのトランキュリティのハイボールグラスです。グラス中腹に丸いデザインの入った、個性的なハイボールグラスです。バカラには意外と様々な個性的なグラスも存在するので、自分のお好みのグラスを探してみるのもよいでしょう。
他にもバカラのハイボールをチェックしたい方はこちらをご覧ください。

編集部おすすめのお店ではバカラのハイボールを一覧で見ることもできます。
バカラのグラスジャパン、ミニタンブラー
バカラのグラスジャパンはご存知でしょうか。バカラ社が日本に文化を研究して、日本人のライフスタイルに合わせたグラスを作りました。それが「グラスジャパン」です。
ハイボールに比べるとずいぶんと小ぶりで、手の小さな女性でも問題なく扱うことができるでしょう。
容量は小さいですが、ビールを少しずつ楽しみたい方や、お酒がそんなに強くない方にはとても良いグラスでしょう。和のテーブルにも合うようなデザインですから、バカラのグラスジャパンもビールを召し上がるのにおすすめのグラスといえます。
グラスジャパンについては以下に詳しく説明しております。

またバカラは大きなタンブラーだけでなく、様々な大きさのタンブラーを作っていますから、自分の使い方に合わせて、ミニタンブラーなどをチョイスされるのも一つの方法といえるでしょう。
よく旅館や宴会場などで、瓶ビールと一緒についてくる小さなコップくらいのサイズがお好きな方はそのようなサイズをチョイスされるとよいですし、少し大きめ、さらに小さめのグラスなど多様なサイズのグラスがありますから、アンティークやヴィンテージも含めて幅広い選択肢の中から自分の1客を見つけてみましょう。
グラスジャパンにいては上の記事が詳しいですから、ここではバカラのミニタンブラーにたとえばどんなものがあるのかを見てまいりましょう。すぐにタンブラーの一覧が見たい方は以下よりどうぞ。
バカラのアルクールのタンブラー、ハッピーアワーといわれるタンブラーですね。先にご紹介したハイボールとは少し形状が違うことにお気づき頂けるでしょうか。口元に近づくにつれ広がっていない、といいますかほぼ地面と垂直にグラスが伸びているような形状ですね。
高さも12cm程度で、ハイボールグラスよりも2cm程度低く、口径も小さめで細みもグラスです。大きさ的にはグラスジャパンにも似たサイズですので、ビールにマッチするでしょう。

バカラのタリランドのタンブラーです。こちらのシリーズも大きなタンブラー(ハイボールグラス)も存在するのですが、こちらは高さ9cmほどのミニタンブラーです。

バカラのナンシーのミニタンブラーです。ナンシーは歴史も深く、実に様々な高さの、口径のタンブラーが存在します。バリエーションが豊富なシリーズの一つといえるでしょう。このシリーズなら自分にピッタリのサイズのタンブラーが見つかることでしょう。
バカラのクヴィユのタンブラーです。クヴィユもタンブラーの高さが様々存在し、5mm間隔くらいで色々な大きさのタンブラーが存在しているようなイメージです。ナンシーとは違い形状はこの樽型というか、ぽてっとしたかわいらしい形状がクヴィユの特徴です。
クヴィユは模様は有名なバカラのローハンというシリーズと同じなのですが、別シリーズです。詳しくは以下をご参照ください。

バカラのピルスナー、アイスティーグラス
バカラには珍しいのですが、アイスティーグラスというグラスもぞんざいします。このグラスもビールに使っても面白いのではないかと思えるグラスですね。ただアイスティーグラス自体が希少なグラスですので、見つかればラッキーというところでしょうか。
いかがでしたでしょうか。バカラのグラスでビールを楽しむ際の参考にしていただければ嬉しく思います。バカラには様々なグラスの種類がありますので、自分に合ったグラスを見つけてバカラを存分に楽しみましょう。
