手元にバカラのグラスやバカラの花瓶、フィギュリンなどがあるけれど、
「もったいなくて使えない」
「使ったけどやっぱりしっくりこない」
「使い道がわからない」
「あることすら忘れてた」
など様々な理由で、「売りたい」と考える方は多いのではないでしょうか。
こんな時、「とりあえずリサイクルショップに持っていこうか」と考えるのは正解でしょうか。
バカラを売るときに、どんな売り方があるのか、買取価格、相場がどれくらいなのか。
どうすれば高く売れるのかについて、詳しくご紹介していきたいと思います。
バカラのグラスの自分に合った使い方があれば、使うんだけど。。という方は、こちらの記事が役に立つかもしれません。
役に立てばそもそも売らなくてもよいですね^^
バカラのグラスを売りたい方は読み進んで頂きましょう。
買取価格、相場やより高く売ることができる方法をご紹介してまいります。
目次
バカラの買取相場を調べるには
バカラの買取相場は日々変化しています。特に10年以内に発売されたようなシリーズだと、基本的に買い取り価格は日々下がっていくでしょう。ですので、比較的新しいシリーズの場合は、売るなら早く売ったほうが良いということになります。
逆に発売から数十年経っているなど、古いシリーズのグラスの場合などは、現在売っているものでも廃盤になっているものでも、買取価格はかなり落ち着いていると考えてよいでしょう。そこまで急いで売る必要もないですし、時間があるのであれば高く買い取ってくれるところをゆっくりと探せばよいかもしれません。
売り先の在庫状況によっても買取価格は変わってきます。
例えば、自分の売りたいグラスを、買取店に持っていったとして、その買取店が同じグラスの在庫を20個持っている場合と、1つも持っていない場合であれば、どうでしょうか。
もちろん20個持っている場合は安い価格でしか買い取れませんね。中には「このグラスは在庫が今沢山あるグラスなんです」、なんて教えてくれるお店もありますが、通常は教えてくれずに、買取価格を伝えられるのでそんなものかなあと思いがちですね。
そういう意味でも複数のお店に査定してもらうのは意味のあることです。
バカラのグラスの場合は古い物であれば特に1点物や廃盤品も多く、そもそもそんなに数が流通していませんし、新しいものでも、高級品、贅沢品ですから、中古車や古着のように流通量の非常に多いものではありません。
そのため、買取相場が安定しないというのが実情のようです。
後に編集部が実際に様々なバカラのグラスを、複数のリサイクルショップに持って行って査定したデータをお見せします。それを見ても相場なんてものは本当にないということを実感していただけるでしょう。
インターネットで調べていて、「あ、この店は高く買い取った実績をたくさん掲載しているな」と思っても、100%信じてよいわけではありません。たまたま品薄だったものを高く買った時のデータだけを載せているかもしれませんし、そもそも本当かどうかも怪しいでしょう。実際に査定を出してもらうのが最も確実であると言えるでしょう。
バカラを最も高く売る方法とは
バカラのグラスや花瓶、フィギュリンなど、様々なバカラを最も高く売るにはどのようにすればよいのでしょうか。
ここでは大きく分けて3種類の方法をご紹介しようと思います。
それぞれにメリットやデメリットも存在するので、それもあわせて詳しくご説明させていただきます。
バカラを自分で売る
まずはバカラを一番高く売れるであろう方法からご紹介しましょう。
バカラを一番高く売るには、単純ですが、自分で販売することでしょう。販売する先はご存知、ヤフオク!やメルカリですね。
メリット
買取店などの中には、バカラを売りたい人から買い取った後にヤフオクでオークション出品しているところも少なくありませんから、自分でヤフオクやメルカリなどのサイトで販売してしまうというのが一番高く売れる確率が高いといってよいでしょう。
これが最大にして恐らく唯一の自分で売るメリットといえます。
デメリット
逆にデメリットはどんなことがあるのでしょうか。それは簡単に言うと2点ですね。売れない可能性があることと、面倒なことです。
メルカリやヤフオクでいかに高く売ろうとしても、買いたい人がいなければ、もちろん売れないわけです。
またメルカリやヤフオクなどに慣れていない場合は取引実績が少なく、売れにくいです。
1円などの低価格から出品するとバカラは高価なものですから、売れるのは売れるでしょうが、写真の質であったり、取引実績(評価)が少ないなどの理由で、あまりリサイクルショップで売るのと変わらない可能性も出てきますね。
次には面倒、手間がかかるという側面があります。
まずは出品作業ですね。メルカリはスマホひとつですぐに出品できるようになってきていますが、写真を撮らないといけないのは変わりませんし、オークションではないので、価格によっては売れないこともよくあります。また初めての方はアカウントを作るという作業も発生しますね。また商品の説明なども書かないといけませんし、意外と時間がかかるものです。
次は商品の状態のチェックです。小さな傷や、欠けなどないかを確認しないといけませんね。例えば「未使用品です」と書いたけれど、よく見たら傷がついてたという場合などに、問題になるので気を付けないといけません。また買いたい人とのメッセージのやり取りも発生しますね。発送もしないといけませんし、割れ物なので割れないようにしっかり梱包も必要です。破損や返品対応など、トラブルも起きるかもしれませんね。
物を売るのは簡単に見えて意外と手間がかかるものです。
結論は、自分で売るのはインターネットや写真が得意だったり、メルカリやヤフオクを使い慣れている人にはおすすめですが、初心者には少しハードルが高いかも、というところでしょうか。
メリット、デメリットをまとめ
メリット:自分で売る
- 一番高く売れる確率が高い
デメリット:自分で売る
- 付ける値段によっては売れない
- 出品作業が発生(写真、説明文、アカウント作りなど)
- 自分で傷がないかなどをしっかり確認
- 買ってくれた人とのやり取りが発生
- 発送手間、運賃がかかる
- 破損や返品などトラブルのリスク
バカラを専門的な販売店、買取店に売る
バカラの専門的な知識を持っている買取店を選んで買い取ってもらうというのが次の選択肢です。
でも、バカラの専門的な知識を持っているお店ってどこでしょう。なかなか簡単にはわからないでしょう。リサイクルショップでしょうか。リサイクルショップは色々なものを買い取っておられますから、バカラの知識があるところも存在するかもしれませんが、一般的にはあまりわかっておられないところが多いです。
後ほど編集部が実際に複数のリサイクルショップにバカラを持ち込んで査定した結果をご紹介いたしますが、リサイクルショップにバカラの買取を依頼しても、お店によって買い取り額はバラバラで、一般的には低額になりがちです。
ではブランド買い取り専門店でしょうか。ブランド買い取りといっても、バッグや時計、宝石なども買い取っておられるところが多いでしょう。バカラの知識があるところはそこまで多くはないでしょう。
やはり知識があるのはバカラなどの食器を専門的に販売されているお店で、買取も行っておられるようなところが理想的でしょう。該当するお店が思いつかれるでしょうか。思いつかれたかなら、試しに査定に出してみましょう。
編集部のおすすめは、新しいシリーズも古いシリーズも販売しておられるグラスクラシックさんですね。在庫も多くお持ちですし、販売実績、買取実績も多く、数によっては日本中へ出張買取もしておられますのでバカラの知識は非常に豊富です。以下から問い合わせてみましょう。その際はグラスセラミックガイドの記事を読んだことを記載しておくとやり取りがスムーズになりますね。
メリット
バカラの専門的な知識を持っている店であれば、一般的なリサイクルショップと比較すると、高額で買い取ってもらえるというのが1つめのメリットです。
知識がなければ、「バカラの刻印は入っているけど、よくわからないグラスだから安めに提示しよう」と思う買取店が多いでしょう。対して知識がある店であれば、1つ1つしっかりと確認してくれますし、査定の理由なども明確に答えられるはずです。
バカラ社は1936年から丸いバカラの刻印を採用していますが、ずっと形が変わっていないわけではなく、時代によって形の違う刻印があります。また1936年以前のバカラには刻印がありません。そのようなグラスはほとんどのリサイクルショップなどでは買い取ってすらもらえないというのが現状です。
2つ目のメリットは、自分で売るのに比べると、ずっと簡単、安心に買い取ってもらえるということでしょう。
自分でメルカリやヤフオクで売るときには、前述の通り様々な手間がかかりましたね。それに対してお店に買い取ってもらうのであれば、電話やメールで問い合わせて、電話口やメールに写真を付けて買い取ってもらいたいものを伝えて、査定金額を出してもらい、郵送して査定結果を口座に振り込んでもらえば終わりでしょう。
またお店にもよりますが、数があれば出張買取もしてもらえる場合が多いので、出張してもらえば、梱包や発送の手間もかかりません。
デメリット
バカラを専門的な知識を持ったお店で買い取ってもらうことのデメリットは、自分で売るよりはさすがに買取金額は低くなるということでしょう。お店に売るということは、またそのお店が他の方に売るということですから、手間がかかりますね。少なくともその手間賃分くらいは安くなるというものでしょう。
それでも専門的な知識があれば、リサイクルショップ等に比べればかなり良い金額で買い取ってもらえるでしょう。
メリット、デメリットまとめ
メリット:バカラを専門的な販売店、買取店に売る
- 持ち込みや、郵送で完結するので、トラブルもなく安心、楽チン
- 量があれば出張もしてもらえる
- リサイクルショップなどよりも高く買い取ってもらえる確率が高い
- 知識が豊富なので、リサイクルショップでは鑑定できないオールドバカラなども買い取ってもらえる
デメリット:バカラを専門的な販売店、買取店に売る
- 自分で売るよりは多少は安くなる
- メールや電話などでのやり取りが必要
バカラをリサイクルショップで売る
最後に、バカラをリサイクルショップで売ることのメリット、デメリットを見てみましょう。
メリット
近所のリサイクルショップに持っていくだけで、買い取ってもらえる。最も時間がかからない選択肢でしょう。
写真を送るなどの作業も必要ないので、インターネットが苦手な方でも、問題なく買い取ってもらえる方法といえます。またその場で現金買取してもらえるでしょうから、一番素早くお金に換えることができる手段ともいえるでしょう。
デメリット
専門的な知識が乏しい場合が多く、査定があいまい。全体的に低額になりやすく、バカラの種類によっては買い取ってすらもらえない場合もある。
また色々な店に持ち込んで比較しようとすると、リサイクルショップは1か所に集まっているわけではないので、それだけで大変な手間がかかりますし、査定の結果を待つのに、遅いところだと30分以上も待たされますから、5-6店舗で比較するだけでも半日仕事になります。
どれくらいばらつきなどがあるのか、編集部が実際に半日かけて、近隣のリサイクルショップに同じグラスを持ち込んで実験してみました。
編集部が様々なバカラのグラスを複数の買取店で査定してもらった結果
ここでは編集部が近隣のリサイクルショップにバカラのグラスを持ち込んで査定をしてもらった結果です。
5種類のバカラのグラスを使って何店舗かのリサイクルショップを回ってみました。
今回査定をしてみたグラスは以下の5種類です。
1.バカラの年号グラス2011年「エトナ」のロックグラス
バカラの年号グラス2011年「エトナ」のロックグラス。おなじみのバカラの年号グラスシリーズで、お値段もお安めのグラスです。刻印、サイン、2011の年号の刻印があります。
2.バカラの「タリランド」のロックグラス
タリランドは非常に歴史のあるシリーズです。平たくカットされたフラットカットが特徴です。このグラスは最近製造された、バカラの刻印が付いているものです。
3.バカラの「ハーモニー」のロックグラス
直線的なカットが世界的に人気のシリーズです。刻印、サインがあります。
4.バカラ(ヴィンテージ、刻印あり)の「シャトーブリアン」のワイングラス
ローハンという有名なグラスと同じ模様のグラスですが、グラスの形状がチューリップ型の「シャトーブリアン」という珍しいモデルです。
5.オールドバカラ(刻印なし)の黄色いワイングラス(被せガラス)
バカラの刻印なし、「モリエール」という珍しいグラスです。
以下が編集部が近隣のリサイクルショップに持ち込んで査定した結果です。先ほどご紹介した編集部のおすすめ店、グラスクラシックさんも査定結果と比較しながらご覧ください。
いかがでしょうか。これが実際に足を運んだ結果です。思ったよりもばらつきがありますし、バカラの刻印があっても買い取ってもらえない場合もあります。参考にしていただけますと編集部は嬉しく思います。
メリット、デメリットまとめ
メリット:バカラをリサイクルショップで売る
- 持っていくだけで楽
- インターネットなどを使わなくてもOK
- その場で現金買取してもらえる
デメリット:バカラをリサイクルショップで売る
- 査定額は安く、かなりばらつきがある
- 鑑定ができず、買取不可になる場合も多い
- 複数店で査定の比較をするのはかなり手間がかかる
使用済のバカラは買取してもらえるのか
バカラを売りたいけれど、「開けちゃった」「使っちゃった」という理由で売れないだろうと悩んでいませんでしょうか。
バカラは「オールドバカラ」というヴィンテージ、アンティークが存在するブランドです。ヴィンテージ品、アンティーク品というのはまれに未使用である場合もありますが、ほとんどは一度は誰かの手に渡った商品です。ということは、中古で使ってしまっていても売れるということですね。
比較的新しいシリーズであれば、未使用のものが多めに市場に流れていますから、未使用品と比べると査定額は落ちてしまいます。
ただ廃盤品であるとか、古い時代からあるものに関しては、未使用品の割合はぐっと少なくなりますので、思っているよりも高く買い取ってもらえるなんて言うことはよくあります。
開けちゃったから、使っちゃったから、という理由で売るのをあきらめる必要は全くありませんから、気にせず売っても問題ありません。
名入れしてあるバカラは買取してもらえるのか
使わないバカラのグラスがあるけど、名前が入っている、企業のロゴが入っているということもあるでしょう。
名入れがしてあるグラスは査定は落ちてしまいますが、買取は問題なくしてもらえるでしょう。名入れがしてあるからといって、買取をあきらめる必要もありませんから、遠慮なく色々と問い合わせをしてみましょう。
以上バカラの買取について参考にしていただけますと幸いです。