バカラのグラスを引き出物やプレゼントでもらったけどどうすればいいの?
なんて思うことは一度はあるのではないでしょうか。
またバカラのグラスを楽しく使いたい、どんな使い方があるのか買う前に知りたい方も多いでしょう。
ここではバカラのグラスの販売店のオーナー様や、バカラのグラスを多く持ち、使い分けたり、面白い使い方をされているバカラ通の方など、その道のプロとも呼べる方々にお話を伺った、バカラのグラスを思ったよりも柔軟に使うような方法や、少し変わった面白い使い方を紹介してまいります。
バカラのグラスを売りたいという方はこちらをご参考になさってください。

目次
バカラのグラスのオーソドックスな使い道。飲み物を飲むグラスとしての使う
ドリンク別
まずはドリンク別にどんなグラスが使えるのか、バカラのグラスで飲みたいものを思い浮かべてみてください。お手元のグラスが意外と使えるかもしれません。また飲みたいものがあって、バカラのグラスを買いに行くとなると、自然と選択肢も絞りやすくなりますね。
ワインはワイングラスなど、グラスにすでにドリンクの名前がついているものは割愛いたしますが、例えば日本酒などバカラのグラスには「日本酒グラス」や「おちょこ」といったものはあまり見かけないでしょう。ただ日本酒にはバカラが合わないかというとそうではありません。例えば日本酒ように、特に日本でよく飲まれるドリンクには、どのバカラのグラスが使い道として適切なのかをまとめてみました。
割愛しているものはワイン、シャンパン、ウイスキー(ロックはロックグラス、ハイボールはハイボールグラス、ストレートはショットグラスで飲むのが基本です)の3種類です。
ビール
ビールをバカラのグラスで楽しむなら、ハイボールグラスがおすすめです。少量でよいという方は、バカラには「グラスジャパン」というグラスがありますので、そちらがおすすめです。グラスジャパンとは、バカラ社が日本人のライフスタイルに合わせて開発したグラスで、欧米人に比べて手の小さい日本人にはとても使い勝手の良いグラスです。高さは11cmほどになっております。


バカラ社は基本的にはビールジョッキは作っていませんが、例外もあります。まずはオノロジーのビアタンブラーがそれにあたります。バカラでビアタンブラーは本当に珍しいですね。

バカラのオノロジーのビアタンブラー
オノロジーは醸造学者やソムリエの力を借りて、科学的アプローチをもってデザインされたシリーズです。またバカラはKIRINとのコラボレーションで、「ビアマグ」を言うものを作っています。形はいわゆるビールジョッキで、これは例外的にビール専用のバカラといってもよいものでしょう。ただこちらは例外ですので、基本的にはハイボールやグラスジャパンがおすすめです。
日本酒
日本酒はおちょこで飲んだりするわけですが、バカラのグラスで日本酒を楽しむのであればどうでしょうか。
おちょこ的な飲み方であれば、ショットグラスかリキュールグラスです。ショットグラスはいわゆる小さなコップのような、見た目もおちょこにピッタリでしょう。バカラ販売店のオーナー様によると、意外かもしれませんが日本酒用にリキュールグラスを購入していく高級和食屋さんも多いんだそうです。
どちらかというとステムの短い背の低いリキュールグラスが隠れた人気のようです。

また氷を入れて日本酒を飲む方や、おちょこでは物足りない方には、ロックグラスやワイングラスも意外とおすすめです。高級な和食屋さんで大きめのワイングラスを冷酒の提供用として選ばれるお店もあるほどです。もちろん氷を入れなくても、ロックグラスや、特にワイングラスは日本酒にもお勧めです。ワイングラスで氷なしの日本酒を提供されているお店もあります。

ソフトドリンク
ソフトドリンクはやはりハイボールグラスやグラスジャパン、ロックグラスが使い勝手が良いでしょう。お水のようにかぶかぶ飲めるものはハイボールグラスなどの容量の大きいものがおおでしょうし、おいしい緑茶やアイスコーヒーなど、ゆっくりちびちび楽しむのであればグラスジャパンがおすすめです。
ただワイングラスの大きいものでウォーターゴブレットというものがあります。現代の日本人のライフスタイルとして、水をワイングラスの大きいもので、という方は少し珍しいかもしれませんが、アンティークやヴィンテージなどのバカラではウォーターゴブレットはかなり数も多くメジャーなグラスで、フランスでは食卓に大きい順にウォーターゴブレット、赤ワイングラス、白ワイングラスと並べて使い分けたりします。

梅酒・果実酒
梅酒や果実酒は、ロックで楽しむならロックグラス、ソーダ割りなどにするならハイボールグラスが良いでしょう。ストレートでちびちび飲むならショットグラスやリキュールグラスもよいかもしれません。大きめのワイングラスに氷を入れて、梅酒や果実酒を楽しむのも、少し変わり種かもしれませんが楽しいですね。
カクテル
カクテルは大きくはロングカクテルとショートカクテルに分かれます。ロングカクテルならばハイボールグラスで問題ないでしょう。
ショートカクテルだと、バカラにはマティーニグラスというグラスがあります。マティーニとはショートカクテルの1種ですから、カクテルの名前が付いたグラスです。ショートカクテルにはマティーニグラスもあるので一考の余地ありです。またカクテルグラスというグラスも存在します。こちらもショートカクテル用のグラスですね。
カクテルをお楽しみであれば、カクテルグラスやマティーニグラスをショートカクテルに、ハイボールグラスをロングカクテルにお使いいただくのがバカラのグラスでカクテルを楽しむためにはオーソドックスではないでしょうか。
グラス種類別
ここでは基本の3種類ともいうべき、よくギフトなどで選ばれそうな3種類のグラスについて、グラスとしての使い道をまとめてみました。ロックグラス、タンブラー(ハイボールグラスやグラスジャパン)、ワイングラスの3種類です。
ロックグラス
ロックグラスは最も手に入れる機会が多いバカラのグラスではないでしょうか。結婚式の引き出物やプレゼントによく利用されるグラスです。それだけに汎用性も高く、どんな飲み物にも合わせやすいと言えるでしょう。

ロックグラスは名前からもわかるようにウイスキーをオンザロックで楽しむためのグラスとされており、ウイスキーグラスという呼び方すらあります。もちろん基本はウイスキーのロックグラスですが、少しアレンジした使い方も考えてみましょう。


形状はコップ型の安定性の高いグラスですので、子供からご年配の方まで比較的使い勝手の良いグラスです。普段のお水でも使えますし、お酒をロックで飲んだりするのにも使えるでしょう。お酒はウイスキー、ジン、ウォッカ、梅酒、果実酒など、ロックであればなんでもしっくり来るでしょう。また少しサイズが大きいですが冷酒やワインを楽しむのも全くナシではないですし、「シャトー」という最近のシリーズのロックグラスであれば、飲み口がすぼまった形で、香りを楽しめるような構造になっているため、ワインにも良いとされています。ワインは「ワイングラス」がありますので主役はそちらではありますが、変わり種として見ていただけると幸いです。

バカラ シャトー ロックグラス
タンブラー、ハイボール、グラスジャパン
タンブラーも比較的手に入る機会のある種類です。バカラではハイボールグラスが高さ14cmくらいのものが多く、それより一回り小さなグラスが前述の「グラスジャパン」です。
ハイボールグラスは文字通り、ハイボール用のグラスですが、基本的にウイスキーなどを、ソーダなどで割って飲むとき用のグラスです。もちろんジントニックやカシスオレンジなど数えきれないほど種類のあるロングカクテルにもぴったりでしょう。
ビールや酎ハイを飲むのもハイボールグラスならぴったりですね。梅酒、果実酒の水割りやソーダ割もハイボールグラスが適任といったところでしょう。グラスの容量が大きいので、お水をがぶがぶ飲みたいときにも気持ちよく飲めるかもしれませんね。
グラスジャパンは普段のお水やお茶、フレッシュジュースもぴったりですし、少しビールを飲みたいときなどにも重宝します。とにかく細身で持ちやすいですので、手の小さな女性でも心配ありません。来客時などにこちらのグラスにコースターを添えて、お茶でおもてなし、なんてとても素敵ですね。このグラスジャパンは冷酒なんかもぴったりですね。
ただ細身ですので、大きめの氷などは入りにくいと思いますので、氷を入れて、というのであれば、ロックグラスやハイボールにその座をゆずるのがいいかもしれません。


ワイングラス
文字通り、ワイン用のグラスです。ワイングラスはなぜこのような形をしているのか、というとステム(脚)を持つことによって手の温度が伝わりにくくなっている訳です。氷を入れれば温度が安定するじゃないかと思われるかもしれませんが、ワインに氷は。。。ワインカクテルにでもしない限りは入れることはありませんね。

温度変化と氷、どちらも嫌うワインにはぴったりと言うわけです。日本酒も氷を入れずに冷たく保ちたい飲み物ですので、バカラグラスの販売店のオーナー様によると、高級和食のレストランから日本酒用にとワイングラスの注文が入ることもしばしばあるそうです。
バカラのクリスタルは世界一透明といわれるくらい透明度が高いものですから、日本酒の清涼感を存分に引き出すにはバカラのワイングラスが素晴らしい候補というわけです。

少しアレンジしたバカラのグラスの使い道。飲み物を飲むグラス以外としての使う
バカラのグラスの使い道は、飲み物を飲むだけではありません。バカラグラスの通は食事の時などの器としても、バカラのグラスをうまく取り入れています。バカラのグラスの透明度はやはり素晴らしいですから、その透明度を生かした使い道をうまく考えられています。またバカラのグラスは屈折率が高いのでキラキラとした輝きを放ちやすいため、うまく目立たせてあげるとテーブルでは花のある存在になります。
ここではいくつかの例を挙げますが、是非自分自身でもどんな風に使うとバカラが生きるか、楽しくアレンジを考えてみてくださいね。
1つ注意点としては、スプーンやフォークなどのカトラリーが金属製だとバカラのグラスは非常に傷つきやすいです。できれば同じガラス製や、木製、プラスチック製どの傷つけにくいものにすることが重要です。金属製をお使いの場合は傷つけないように丁寧に取り扱う必要がありますね。
冷製スープなどの器として
バカラのグラスの飲み物以外の使い道としてやはり最初にご紹介したいのは冷製スープを入れる器としての使い道です。
温かいスープは耐熱的にも不安がありますし、せっかくのバカラの透明度も温かいスープでは湯気で曇ってしまいますから、やはり冷製スープがおすすめです。写真はガスパチョですが、ヴィシソワーズでも、他の冷たいスープでも、ぴったり合うでしょう。
前菜用の器として
次にご紹介するのは、前菜の盛り付け用の器としての使い道です。バカラのグラスは透明度が非常に高いので、前菜などを盛り付けても、色彩を損なうことなくきれいに盛り付けることができます。写真のピンチョスのように手で一口で召し上がるような前菜にはぴったりの器として活躍します。
ピンでグラスを傷つけないよう、ご注意ください。
デザート用のカップ、コンポートとして
フルーツやプリン、ゼリーなど、見た目も美しく色彩も豊かなデザート類にはバカラのグラスが映えます。透明感のあるグラスとデザートの色彩、少し屈折してゆがんだように見えるのも素敵なポイントですね。
少し珍しいものですが、バカラのフルーツポンチ用のボウルやカップが存在することからも、バカラのクリスタルはデザート類にも非常によく合うことがうかがえます。
アイスクリームカップとして
アイスクリームにもバカラのグラスはぴったりです。ロックグラス等の少し口の広いグラスでしたらアイスクリームのカップとして十分に活躍できます。
特におすすめなのはシャンパンクープですが、今はあまり製造されていまいですね。シャンパングラスは、細長い形状のシャンパンフルートが主流です。
シャンパンクープが気になるようでしたら、ヴィンテージやアンティークなど、少し古い年代のバカラのグラスを探せば、割と見つかりやすいです。というのも以前は細長いグラスではなく、口元の広がったクープがシャンパングラスの主流だったからです。バカラの販売店のオーナー様の話によると、バカラの通な人々の中には、シャンパンクープをシャンパン用ではなく、アイスクリームや、デザートボウル専用に買っていかれる方も実はかなりおられるそうです。
その場合は特にステム(脚)の短いものが人気のようです。足の長いクープでも問題ありませんので、それはお好みといったところでしょう。
バカラのグラスの装飾品としての使い道。空間を演出するというアレンジメント
バカラのグラスは美術品、といってもよいほど存在しているだけで美しいものです。その素敵なフォルムや、透明感を存分に生かして、空間を演出する力もバカラのグラスは備えているといってよいでしょう。
インテリア
まずはサイドボードでも、テーブルの中央でも、玄関の飾り棚にでも、バカラのグラスはどこにおいても存在感を放ちます。色々グラスは持っているけどサイドボードや食器棚の一番目立つところにはバカラのグラス、なんていう方も多いのではないでしょうか。
バカラのグラスは透明感もあり、少しライトを当ててあげるとそれにこたえるようにキラキラと輝きますから、光の当たるところに飾ってあげるとバカラのグラスは本領を発揮するでしょう。
光とバカラのグラスのハーモニー
ロックグラスにキャンドルを入れて、キャンドルスタンドにしておられる方もおられます。例えば口元が欠けてしまったとかそのような時にもキャンドルスタンドとして第2の人生を歩むことができますね。バカラのクリスタルは屈折率が高いのでグラスによってはゆらゆらと炎が揺らめいて見えたりするので、素敵でしょう。
ちょっと変わっていますが、グラスをランプシェードのように、グラスの中にキャンドルではなく電球などの光源を入れるのも面白いですね。カットが入っていたり、エッチングが入っていたりするグラスだと光の進む方向が複雑に変わって面白いでしょう。
一輪挿し、花瓶
グラスを一輪挿しや花瓶として使うのも面白いです。水を入れずにお花だけを入れるというのも面白いと思います。こちらも少し口元が欠けてしまったようなグラスでも十分楽しめるので、花瓶にしてしまって玄関を彩るのも素敵ではないでしょうか。
注意点は水を入れっぱなしにしすぎるとグラスが曇ってしまうことがあります。一度曇るとなかなか取れない場合も多いですので、注意が必要です。透明度はバカラクリスタルの命ですからこまめに洗浄されることはおすすめしておきます。

ハンドベル
ウルトラCではありますが、ワイングラスの底の部分が割れてしまったりしたときに、底を切り取ってハンドベルにするという技があります。グラスのボウル部分の中にプラスチックの玉などをぶら下げるとハンドベルになります。
バカラのグラスは形状によっては10秒以上も音が響きますし、「キーン」という独特の音はバカラの魅力の一つですから、それを生かして割れたワイングラスをハンドベルにするという方もおられます。
ペーパーウェイト
バカラはペーパーウェイトも発売していますが、書斎でバカラのグラスをペーパーウェイトにするというのも面白い発想です。バカラのクリスタルは鉛が入っており見た目より重いので、そのような発想が生まれるのでしょう。
いかがでしたでしょうか、意外な使い道はありましたか?またこんな使い方をしてみたらどうだろうという自分なりのアイデアが出たでしょうか。バカラのグラスの良い使い道のヒントになったのであればうれしく思います。
バカラのグラスのプレゼントとしての使い道。ギフトとして効果は抜群
それでもちょっと使い道がない、手に余るということでしたら、お知り合いの方などにプレゼントしてはいかがでしょうか。バカラのグラスというだけでギフトとしての効果は抜群です。元の箱がなくなっていたりする場合でも、自分で軽くラッピングするだけで、素敵なプレゼントにもなりますね。
バカラのグラスに使い道がどうしても見つからないときは
バカラのグラスは安いものではないですから、売却するという方法もあります。もし売却するのであれば、できるだけ早く売ってしまいましょう。なんでもそうですが、やはり新品に近いほど、新製品に近いほど高く買い取ってもらえる場合が多いです(ヴィンテージ品やアンティーク品は例外です)。
新品のグラスなどは特に、使わずにしまっておくと短期的には価値が下がるのが通常です。編集部のおすすめのお店でも買取はされていますので、一度お問い合わせをしてみるのもよいでしょう。リサイクルショップなどではバカラの知識があまりありませんから、有名なグラスでない限りは何百円ということも珍しくないですので、珍しいグラスほど専門店に聞くのがおすすめです。
