バカラのリキュールグラスを、写真と共にシリーズ別、あいうえお順に紹介してまいりましょう。
ここにご紹介するグラスは長いバカラの歴史の中のほんの一部です。バカラには非常に多くの種類のリキュールグラスがありますが、その中でも有名であったり、人気であったりするものを中心にご紹介してまいります。最後の方にはさらに多くのリキュールグラスを見ることができる方法もご紹介しておりますので、お気に入りのバカラのリキュールグラスを見つけていただけると編集部は嬉しく思います。
目次
バカラのリキュールグラスの種類、シリーズの一覧
アウステルリッツ
バカラのアウステルリッツのリキュールグラスです。ステム(脚)の部分が特徴的で他のバカラのリキュールグラスと比べると、背が高く作られているのが特徴です。ステム(脚)の部分が長めに作られていることで背が高くなっています。
ボウル部分にもしっかりとカットが施されており、円錐型のボウルと、個性的なステムの組み合わせがスタイリッシュな印象を与えるリキュールグラスです。
アルクール
バカラのアルクールのリキュールグラスです。アルクールはバカラの中では一番有名なシリーズといってもよいかもしれません。非常に歴史の古いロングセラーで、アルクールの原型は何と1825年にできたとされています。六角形をベースにしたデザインで、ワイングラス型のアルクールはステム(脚)が特徴的ですね。
有名なアルクールグラスにも少し珍しいかも知れませんがリキュールグラスが存在します。
エルベフ
バカラのエルベフのリキュールグラスです。エルベフはバカラの中でも高級なシリーズで、グラス全体に余すところなくカットが入っているグラスです。ボウル部分、底部共にこれ以上カットが入れられないほどのカットが入り、ステム部分にもカットを入れて作られています。バカラのカットの技術が存分に味わえるグラスのひとつといえるでしょう。
コンデ
バカラのコンデのリキュールグラスです。こちらもバカラの中でも高級なシリーズで、カット数が非常に多いですね。こちらもカットをもう入れるところがないと思わせるほどのカット数です。バカラのカット技術を存分に味わえるグラスのひとつです。
コンブール
バカラのコンブールのリキュールグラスです。模様はローハンのものと同じですが、ステムが長いフォルムをしています。こちらはローハンとよく間違えられるのですが、コンブールという別のシリーズになります。ローハンやローハン模様の他のグラスは何種類かありますが、以下に詳しくご紹介しています。
ジェノバ
バカラのジェノバのリキュールグラスです。こちらは色とりどりの花のようにカラフルなリキュールグラスです。もちろん色のついていない透明なジェノバもありますが、色とりどりのジェノバのリキュールグラスはかわいらしくて存在感も抜群ですね。まるで枯れない花が咲いているようで、リキュールグラスとしてだけではなくインテリアとしても素敵ですね。
シャルム
バカラのシャルムのリキュールグラスです。ステム(脚)がみじかくころんとしたフォルムのグラスです。日本酒のおちょこのような使い方や、前菜の器などにも素敵にお使い頂けるでしょう。フラットカットと横方向のカットの組み合わせが素敵なシリーズです。シャルムは探すのであればヴィンテージ、アンティーク店がおすすめです。
タリランド
バカラのタリランドのリキュールグラスです。ワイングラス型は古いバカラにはよく見られるタリランドですね。こちらのグラスであればヴィンテージ、アンティーク店であれば比較的手に入りやすいのではないでしょうか。
六角形にボウル部分がフラットにカットされています。カットされている部分はもともとのクリスタルは厚めに作られていますが、口元は薄めに作られており、低重心で安定感もあり、飲み口も良いグラスです。日本酒のおちょこ的な使い方もできるグラスです。
ピカデリー
バカラのピカデリーのリキュールグラスです。ヴィンテージのバカラがお好きな方の中ではかなり有名なシリーズです。ボウル部分に縦横のカットが入ったシリーズで、ロンドンの中心的な広場ピカデリー・サーカスの名前からシリーズ名がとられています。
フォントネー(シュバリエのローズ)
バカラのフォントネーのリキュールグラスです。フォントネーではなく通称の「シュバリエのローズ」という名前で呼ばれることが多い、グラス全体にバラが入ったシリーズです。シュバリエはバカラの著名なデザイナーの一人ですね。
底部にまでバラが描かれているのがお分かりになると思います。底部にはバラが入っていないパターンもあったり、ステムの長いパターンがあったりするグラスで、古いバカラのファンの間でも大変な人気を誇るシリーズです。
マザメ
バカラのマザメのリキュールグラスです。短くて太いステムと角ばったボウル部分が特徴的なバカラのシリーズです。小さなリキュールグラスなのにどっしりと存在感を感じるシリーズですね。1944年から1956年の12年間のみの販売がされたヴィンテージの希少なモデルです。
マッセナ
バカラのマッセナのリキュールグラスです。バカラの有名なシリーズ、マッセナは1979年から一気に世界中で大人気になった、カットが底部から一気にボウル部分の上部まで入って、炎が立ち上がるような煌びやかなシリーズです。
マッセナのリキュールグラスは、シャンパンフルートを小さくしたようなフォルムで、他のリキュールグラスに比べると背が高いのが特徴的です。マッセナは有名で手に入れやすいシリーズではありますが、このリキュールグラスは存在もあまり知られていないほどで、少し手に入れるのが難しいかもしれませんね。
ミケランジェロ
バカラのミケランジェロのリキュールグラスです。ミケランジェロはヴィンテージのバカラの中ではかなり有名なグラスで、エッチングで描かれたミケランジェロ独時の文様が多くの人々を虜にしているグラスです。
このシリーズは発売当時はいろいろなメーカーが真似をしたようなグラスです。そのためたまに偽物があるシリーズともいえますので注意が必要ですね。似ているけどよく見ると文様が違っていたり、少し形が違うようなグラスを見かけますね。編集部おすすめのお店で購入されるか、知識を付けてから購入しましょう。
リブルヌ
バカラのリブルヌのリキュールグラスです。多くのカットが入り、ステムに大きな気泡が入っているエアーステムが特徴的なグラスです。カットも大変精巧に細かく施されており、有名なシリーズではありませんが、編集部はバカラの技術力やバカラらしさが良く詰まった素晴らしいグラスのひとつだと思っていますし、その割に知名度がないのでお値段控えめという、コスパの良いグラスといえるかと考えているグラスですね。
レックス
バカラのレックスのリキュールグラスです。こちらは青い色の被せガラスと呼ばれる手法で作られたリキュールグラスです。無色透明のリキュールグラスも存在します。
真上から見ると青いオレンジの断面にように見えますね。よく見ると一つ一つ不揃いで、バカラの手作りによるグラスだということがよくわかります。逆三角形のすっきりとしたデザインが素敵なリキュールグラスです。
ローハン
バカラのローハンのリキュールグラスです。バカラのエッチンググラスの代表格で、バカラを知っている方であればこの蔓草模様を見たことがあるという方もとても多いでしょう。とても有名なグラスで、薄いクリスタルに深いエッチングが入ったバカラのローハンです。時代に古いローハンほどエッチングが深いなどローハンも一言では語りつくせない歴史のあるグラスですから、ご興味のある方は以下も合わせてご参考にしていただけると幸いです。
さらに多くのバカラのリキュールグラスをチェックしてみよう
いかがでしたでしょうか、ここにあるだけでもかなりバラエティ豊富で個性的なバカラのリキュールグラスを見ることができたのではないでしょうか。バカラは1764年に設立された歴史あるクリスタルメーカーですから、ここにあるのはほんの一部です。以下でご紹介しているお店は、編集部のおすすめ店です。バカラのお店ではリキュールグラスはいくつかしか置いていませんが、こちらでは様々なバカラのリキュールグラスをさらに見ることができますね。他にはないリキュールグラスを手に入れたいのであれば、このようなビンテージやアンティークのお店を視野に入れると、あなただけのバカラが見つかるかもしれませんね。
楽天市場などのショッピングモールでも色々なロックグラスを見ることができますが、多くのお店が同じシリーズのグラスを出しており、シリーズを様々確認するには見にくいですので、一度上のお店を見てみるのがおすすめですが、楽天市場も合わせてチェックしてみましょう